2020/11/20
2020年 11月12日 歯科衛生士勉強会
「口腔乾燥症について」の勉強をしました。
一般的に、人の唾液腺からの分泌される平均的な唾液量は1日あたり約1~1.5Lです。
しかし、さまざまな原因により唾液の分泌量が減少すると、口腔内の湿潤度が減少し、お口の中の乾燥が気になり始めます。
原因についていくつか挙げてみました。
口の中が乾く、口の中がねばつく、食べ物が飲み込みにくい、口の中がひりひりするなどの症状を訴える患者さんがいらっしゃる
と思います。少しでも改善できれば良いと思い勉強会のテーマにしました。
まずは、唾液作用の分類
1、唾液の作用
・物理的作用:潤滑作用、粘膜保護作用、洗浄作用
・科学的作用:溶解作用、緩衝作用
・生物学的作用:抗菌作用
に分けられています。
2、原因として
・口呼吸、持病、服用中の薬の副作用、放射線の治療
・ストレス、加齢、嗜好品の過剰摂取、摂取水分量の不足
などがあります。
3、予防として
・規則正しい生活をする、食事をとる。
・唾液腺のマッサージ
・加湿器などを使って部屋の湿度を保持する
患者さんの口腔乾燥を引き起こしてる原因を判断し、その人にあった適切な指導ができるよう日々勉強をしていきます。